2019年12月7日土曜日

今日は「イスカ」と「ソウシチョウ」と「クロジ」との出会い・・・

昨日一昨日と違って、今日は天気の崩れは無さそうだが、やはりこの季節、北西の風が強まりそうだ。

今日も遠出を諦め、最近歩いていない近場の山に入った。
幸先のいいことに、歩いてすぐ「ルリビタキ♀」と遭遇・・・
これで今シーズンオス・メス4羽ずつ8羽のルリビタキと会うことが出来た。
そのどれもが一度きりの出会い・・・
何故か今年は同じ場所になかなかいついてくれない。

坂道を登ってしばらくすると、今度は目の前に「ジョウビタキのオス」が現れた。
手前の枝が被ってなかなかピントが合わない、でもいつでも会えるジョウビタキ、別に無理することもないかと思った瞬間、その先の枯れ枝に何やら野鳥の姿が・・・
一羽だけではない、数羽の少し大き目な野鳥・・・
ピントが合ったその姿を見てびっくり、一年ぶりに目にする「イスカ」だ~~!
眩しいほど真っ赤なのはオスだろう、ちょっと黄色みが買った方がメスかな・・
オスが1羽、メスが2羽確認できた。
一度地上に降りたメスはみているが、いつも高い松の木の先端で松ぼっくりを食べている姿しか見てないので、オスをこの角度から見るのは初めてだ。

真っ赤な♂

オレンジ色だが、これも♂だろう

ちょっと黄色っぽい、これが♀だろう

なかなか逃げようとしない、こちらの様子をうかがっている風でもないが、慌てた感じにも見えない。
お陰で、もう今シーズンのイスカの写真は要らないと思うほど沢山の写真を撮らされてしまった。

イスカが飛び去ってやれやれと思っていたその時に、今度は後ろの方からカラ類の激しい鳴き声が聞こえてきた。振り向くと、驚くほど沢山のシジュウカラやヤマガラ・・・それに混じってヒガラもやってきた。ヒガラなら撮ろうかとカメラを向けた時ちらっと黄色いものが見えた。珍しくメジロも混じっていたか、と黄色い方にピントを合わせてびっくり、「ソウシチョウ」の姿が目に入った。初見ではあるが、雑誌や図鑑でさんざん見ていたのですぐにわかった。それにしても何で、何で東北の寒い所に寒い季節にいるんだろう、これは外来種だが確か関東から南の暖かな地方にいるんじゃなかったかな・・・
夢中で撮りながら考えたが、とにかくその派手な模様に圧倒されてしまった。





お祭りの連続、イスカとソウシチョウ、続けざまに出会えた事でさすがに心の動揺は隠せなかった。自分一人しかいないのだから別に隠す必要は無いのだが・・・

今日はもうこれで満足、まだ午前中だが帰ろうと下り始めて間もなく、目の前の草むらから二羽の野鳥が飛び上がった。一羽はそのまま飛び去ったが、一羽はすぐ上の小枝に止まった。カメラを覗くと見えたのは「クロジのオス」だ。
止まった場所からなかなか逃げようとしない。これまたもう結構と思うほどの写真を撮らされてしまった。




たまにはこんな日もあっていいのかな、満足な一日だった。