2020年3月4日水曜日

キレンジャクとヒレンジャクの大群が・・・

昨日はあまりにも沢山撮れ過ぎた(撮り過ぎた)写真整理にてこずってしまい、投稿できませんでした。
久しぶりの嬉しい悲鳴です。

いつもの火曜日、風は強かったものの天気が良かったので相方と一緒に野鳥撮影に出掛けました。
とは言っても最近は何処へ行っても空振りばかり、果たして野鳥と出会えるだろうか不安の出発です。
現地に着いて歩くこと15分、それらしい気配は全く無く、やはり今日も・・・と思い始めた時に、道の脇の奥まった藪の中を飛び交う数羽の野鳥を発見・・・。急いでカメラを向けると、何と見覚えのある顔が・・・そうレンジャクです。

シャッターを押しながら、よく見ると尻尾が赤い、いや黄色のもいる、ヒレンジャクキレンジャクもいるではありませんか・・・

こちらの気配に気づいたのか、すぐに奥の茂みに飛んで行ったしまいました。
モニターを見るとほとんどが枝被りやブレでモノになりませんが、それでもヒレンジャク、キレンジャクの特徴ははっきりわかりました。
遠くに飛んで行ってしまった感じではなかったので、静かに待っていればまた来てくれるだろうと少し離れた場所で待っていると案の定、10分も待たないうちに同じ場所にまた来てくれました。
今度は失敗しないように慎重にカメラを向けましたが、地上に降りて餌(リュウノヒゲの青い実)を食べているので、周りの雑草や落ち葉などが邪魔でなかなか思い通りの写真が撮れません。
たまに周りの木に止まるも、やはり小枝が多く、枝被りやバックが煩くて絵になりません。
ヒレンジャク同士でリュウノヒゲの青い実を取り合う
リュウノヒゲの青い実をヒレンジャク同士が奪い合いしていました

キレンジャク

ヒレンジャク
黒くて太い過眼線が冠羽の先端まで伸びています。

ヒレンジャク

ヒレンジャク

もちろん尾羽の先端が赤いですが、その他にお腹が黄色いのが特徴ですね。また、黒くて太い過眼線が冠羽の先端まであるのも特徴です。


結局午前中はそんなこんなであまり納得のできる写真が撮れずに終わってしまいました。

持参した昼食を食べ終えて再チャレンジ、同じ場所に向かいました。
今度は、先ほどの場所から2~30メートル離れた高い木のてっぺん付近に止まっている群れを発見、その数約30羽・・・
ヒレンジャクキレンジャクが混じっています

キレンジャク

ヒレンジャクキレンジャクが並んで止まっています。
お腹の黄色いのがヒレンジャク です。
上三羽がキレンジャクで、一番下がヒレンジャク です。

枝被りが酷くしかもお腹しか見えませんのでこれまた絵になる写真は撮れませんが、近くに身を潜めて静かに待っっていると予想した感が的中、目の前の低い藪に次々に飛び降りてきました。
リュウノヒゲの青い実を探して目の前で動き回るその姿は、砂糖に群がるアリのよう・・・、あっちこっち動き回ってなかなか1か所に止まってくれません。
それでも何枚かはもしかして・・・と思うような写真が撮れたかも、という場面に出会うことが出来ました。
ところが、そんなこんなしている時に突然目の前のレンジャクの群れが一斉にこちらに向かって飛び上がりました。一瞬の出来事にビックリして周りを見渡すと、木陰から上空にちらっと見えた1羽のチョウゲンボウらしき猛禽の姿を発見・・・やっと納得しました。

ここで諦めないのが鳥撮り屋の心意気・・・?
その後も同じ場所で同じことの繰り返し、地元の女性写真愛好者の方とも知り合いになり、三人一緒に撮影を楽しみ、何とか投稿できるだけの写真は撮ることが出来ました。

以下の写真は全てキレンジャクです。尾羽の先端が見えなくても、頭部の違いで分かります。過眼線が冠羽の下まで伸びてる方がヒレンジャク 、以下の写真の個体は全て伸びていないのでキレンジャクです。








やっとバックが抜けた所に止まってくれました
キレンジャク

キレンジャクがバックの抜けた場所に止まってくれました


ただ自分としてはまだ満足していないので再チャレンジしたいと思っていますが、何度もチョウゲンボウらしき猛禽に襲われているので、もしかして遠くに逃げて行ってしまう可能性が高いかもしれません。しかも今日から天気が良くない日が続きますので今度行く日までいてくれるかどうか心配です。