2020年10月4日日曜日

10月4日 エゾビタキかな、それともサメビタキ・・・

 曇り空でしたが、今日は週に一度の開放日、思い切って山に向かいました。

最初に顔を出してくれたのは、久しぶりのマミチャジナイ、カケスなどと一緒に30羽位の大きな群れになって行動していました。残念ながら逆光で色が出ず、証拠写真にもなりません。

次は、先日と同じ、キビタキのメスです。何故かこの時期になるとオスの姿はほとんど見られず、メスか今年生まれた若鳥だけです。


次に出てくれたのは、胸の縦斑紋から一見エゾビタキのようですが、あまりにもアイリングがはっきりしているので、サメビタキかもしれません。


(追伸)今回、様々な方のご教授を頂き、サメビタキと決定しました。


(再訂正)その後、他の画像を再点検したところ、上の7枚の写真に写っている個体はエゾビタキで、その下の写真に写っている個体がサメビタキと訂正します。どちらにも胸の縦班があったので同じ種類だと思い過ごしていましたが、たまたま混じって行動していたようです。

もうエゾビタキもサメビタキも、みんな下界に降りてしまったかと思っていましたが、ありがたい事に、まだ残っていてくれました。








上の写真の個体が「エゾビタキ」である証拠写真はこれです。下のサメビタキのように下尾筒部の黒い軸班が全く見られません。また、上の各写真をよく見ると大雨覆先端及び三列風切りの先端バフ色ではなく、白色です。飛翔の瞬間の写真、ブレブレのため、ごみ箱に入れていましたが、探して拾ってきました。無くなってなくてよかったです。

宮城の野鳥 エゾビタキ






この後、別の個体が50mほど離れた高い木の上に移動、しばらく動かなくなってしまいました。

サメビタキ 宮城の野鳥
上の写真の楕円の中に見える下尾筒部の軸班がサメビタキの大きな特徴です
エゾビタキには見られません。





上の写真の大雨覆先端及び三列風切りの先端バフ色サメビタキの特徴です。
エゾビタキの場合は、ここが白色です。


過去の写真ですが、上の写真がサメビタキで、下の写真がエゾビタキです。大雨覆の先端及び三列風切りの先端の色の違いが分かると思います。この日は幸いにも両方一緒に撮ることが出来ました。