2025年7月19日土曜日

 熊騒動も落ち着いてきたようなので、久しぶりにサンコウチョウの水場に入ってみました。いくら臆病なツキノワグマとは言え、出合い頭の遭遇、近距離での遭遇は危険なので、携帯スピーカーをガンガン鳴らしながら歩いています。ところが、最近どうもおかしいと思っていましたが、数年使用していたスピーカーのバッテリーが持たなくなってきました。以前は朝から夕方までは十分持っていた電池が、2時間弱で切れてしまうようになってしまいました。予備のUSB充電器を持ち歩いているので、それで充電は可能なものの、このスピーカー、USB給電には対応していないので、充電中は音楽を鳴らすことができません。仕方がないのでスマホを直接鳴らしていますが、スマホのスピーカーでは音の大きさに限界があります。急遽アマゾンで安い携帯スピーカーをポチリました。
久しぶりの水場、熊騒動からだいぶ日が経っているので、どうかなと心配でしたが、二回ほど来てくれました・・・が、久しぶりの撮影に緊張(動揺)してしまい、肝心の水浴びシーンは撮り逃してしまいました。

静止画でしか伝わらない感動、動画でしか伝わらない感動・・・、それぞれに大切な媒体ですが、今は動画に凝っています。

今回もスマホ向けに縦構図、そしてショート動画(YouTube)です。

水場にやってきたサンコウチョウです



2025年7月8日火曜日

「アカショウビンとブッポウソウ」縦構図のリール動画

とにかく暑い日が続いています。例年7月から9月は休業日(野鳥撮影休業日)と決めていましたが、今年はクマの出没もあり、いつまで続くか見通しがつかない状態です。そんなわけで、毎日涼しい部屋にこもって動画の勉強に精を出しています。
奥の深い「動画沼」、どっぷりと浸かっていますが、それがまた楽しいからしょうがありません。とにかくいくら勉強してもこれでもかこれでもかと次々に分からないことがやってきます。そのたびに固くなった脳みそを無理やりたたき起こし、頑張っています。

以前のアカショウビンの動画から一部を切り取ってショート動画を作ってみました。

新たに作った「アカショウビンのリール動画」です。

(YouTube)

Facebookでも見る事が出来ます。



いつもは動画から切り取って静止画を作っていましたが、今回は全く反対、静止画をつないで動画風にしてみました。20枚/秒で連続撮影した静止画を29枚使っての動画ですが、やはり滑らかな動画とは言えません。 でも、たまにはこんなお遊びもいいかな・・・。

新たに作った「ブッポウソウのリール動画」です。

(YouTube)


Facebookでも見る事が出来ます。



2025年6月26日木曜日

サンコウチョウの水浴び(過去の動画を再編集)

 先週まで毎日のように通っていた「サンコウチョウの水場」付近に、昨日の朝、クマの目撃情報があったと連絡が入ったので、勇んで出かけようと思ったら、周りから非難ゴウゴウ・・・、仕方がないので当分は入山を控えようと思っています。

そんなわけで、(時間に余裕が出来たので) 4年ほど前に同じ場所で撮影したサンコウチョウの動画を、「DaVinci Resolve」の最新版で再編集してみました。

当時のカメラよりは性能が良くなったはずなのに、何度トライしてもこの当時のような写真が撮れないのは、腕が落ちたのか・・・・・・、年は取りたくないもんだ。

今回もスマホ用に縦構図で作っています。

サンコウチョウの水浴び(再編集作品)

数年前の動画を最新の編集ソフトで再編集してみました
D500   500mm f5.6

AI利用で編集が楽になったからと言って、アマピンがベタピンになるわけでもなく、ノイズが全くなくなるわけでもなく、期待したほどの効果はなかったが、それでも何となくよくなったような気がする・・・かな?

2025年6月25日水曜日

アオサギの飛び出し動画

 世の中に、「アウト老(ロー)」なる言葉があるらしい、いわゆる「はみ出し老人」・・・何となく自分に合った言葉かもしれない、と言うわけで、「アウト老」の本領発揮、老いてますます我が道を行くのであ~~~る。

今日はちょっと趣向を変えて、今までカメラを向ける機会がほとんどなかった、アオサギの飛び出し動画です。(今回はスマホ用に縦構図にしたので、できるだけスマホで見てください)

アオサギの飛び出し動画(YouTube)

アオサギの飛び出し動画です
Z8   Z400mm f4.5



・・・・・ 独り言 ・・・・・

もう、カメラの性能が日増しに向上し、野鳥撮影の世界も、うかうかしていられない。私の得意分野である小さな野鳥(小鳥)を、羽毛の一本一本までくっきりはっきり撮るのなんてもう当たり前、飛び出しや飛翔写真をピンとぴったりに捉えるのが今どきのトレンドになってしまった。
解像度に関してはメーカーによる違いというよりは、映像素子の画素数の多さ少なさの違いが影響するので、画素数の多いカメラを選定すればいいのだが、飛翔時のフォーカスと追従に関しては、各メーカーの性能差が結構大きいようだ。しかし、カメラの性能表やカタログを見比べただけではその違いが分かりにくい。
というわけで、最近各地を回って多くのカメラマンと出会って感じたことを独断と偏見で述べてみると、とにかくα1(α1Ⅱ)の性能の素晴らしさに行きついてしまう。それも、600㎜ f4(通称ロクヨン)との組み合わせが、野鳥の飛翔撮影に関しては、現時点では最高の選定のようだ。とにかくフォーカスは早いし、一度野鳥に食いついたら離れない、どこまでも食らいついていく・・・。もう十年以上付き合っているSNS仲間の一人が、急にプロ顔負けの素晴らしい飛翔写真を投稿するようになったので聞いてみると、やはりこの機種に取り換えたとの事。その他にも、SNSにハット引き付けられる素晴らしい飛翔写真を投稿している人達の機種紹介では、私が確認できた限り、この機種(一人だけは400㎜ f2.8+ 1.4)を使用していた。
私が今使っているZ8 Z800mm f6.3の組み合わせは、お世辞にもその点に関しては脱帽である。価格差を考えると当然の事かもしれないが・・・。
もちろんZ8にはZ8なりの良さがあり、Z600mm f4との組み合わせでの検証も行っていないので、まだ替えるつもりはないが、野鳥撮影だけが命の私にとっては多少悔しい思いもある。


2025年6月20日金曜日

アカショウビン

 例年と違い、様々な条件が重なり撮影が困難でしたが、何とか今年もアカショウビンに出会う事が出来ました。

アカショウビン(YouTube)

例年と違って、様々な条件が重なり撮影が困難でしたが、今年もアカショウビンと出会う事が出来ました

静止画では過去何度も撮影してきたアカショウビンですが、今回は初めて動画で挑戦してみました。止まり木が木立の中なので、暗く、ISO感度やS/Sの設定に気を使いました。


全て、動画から書き出した写真です。以前は動画からの書き出しでは実用に耐えませんでしたが、4Kからだと静止画としても何とか使えるかなと思います。いつの日か8Kからの直だしもやってみたいと思っています。





2025年6月12日木曜日

離島で出会った野鳥たち(最終回)

 4月の奄美大島から始まり、5月の対馬飛島・・・、今年の春は離島を訪ね歩きました。

全ての写真と動画の整理が完了したので、今回で最終回とします。

離島への旅は結構きついです。日程の調整、交通の不便さ、宿泊場所の確保、もちろん経済的な負担も想像以上に大変ですが、それに勝る体験ができます。もう、すっかり離島の魅力に魅せられてしまいました。

昨年までは、この季節は毎年一か月間ほど北海道を旅していて、北海道は良いなって思っていましたが、離島への旅もそれに負けず劣らず、素晴らしいと思いました。
今回の旅は日程的に短かったので次回はもっと長く、もっと余裕のある旅をしたいと思っています。また、まだまだ訪れていない離島が、日本には沢山あります。どんな体験ができるか・・・これから、それらの島々にも訪ねて行きたいと思っています。

とにかく体が元気なうちに・・・


離島で出会った野鳥たち(最終回)

ムギマキ、アカマシコ、シマゴマ、マミジロツメナガセキレイ

ムギマキ、アカマシコ(チャマシコ)、シマゴマ、マミジロツメナガセキレイたちと出会いました


2025年6月4日水曜日

離島で出会ったホオジロ属(シマアオジなど6種)

離島への旅を終えて、撮りためた沢山の写真や動画の整理に追われていましたが、やっとひと段落ついたので、種類の多かったホオジロ属をまとめてみました。

シベリアアオジコホオアカシロハラホオジロキマユホオジロシマノジコシマアオジなどです。シマアオジ以外はいままで見たことも聞いたこともなかった野鳥たちです。

離島で出会ったホオジロ属 6種


シベリアアオジ、コホオアカ、シロハラホオジロ、キマユホオジロ、シマノジコ、シマアオジの6種です


2025年6月1日日曜日

飛島の「コルリ」

 過去にも何度かコルリは撮影してきましたが、これほどまで身近での撮影は、昨年の北海道での経験以来です。

とにかくその出会いにびっくりしました。細い遊歩道を歩いていると目の前に数羽の野鳥が道端に舞い降りて餌をついばんでいました。双眼鏡を覗くとアトリが数羽、なんとその中にコルリの姿も・・・慌ててカメラを向けてシャッターを切りました。

その距離約10m、気づかれないように距離を取りながら最初は静止画で、さらに動画で、残念ながら三脚はもっていなかったので手持ちになってしまいました。10秒過ぎ、20秒過ぎ、30秒過ぎ・・・何とこちらの存在に気が付いていないようで、少しづつ近づいてきます。7~8m位でやっと気付いたようですが、一生懸命餌をついばんでいてすぐには逃げません。静止画が数百枚、動画も数本・・・4~5分ほど過ぎたところで道脇の茂みに入っていきました。

一瞬の出来事に、驚きと感動を味わいました。

コルリ(YouTube)

飛島で撮影したコルリです


「これは餌付け撮影ではありません」と、ことわりを入れないといけないほど、コルリやコマドリなど、警戒心が強く普通なら撮影が難しい野鳥たちの餌付け撮影が、日本各地で安易に行われている状況に憤りを感じています。
このコルリ、あまりにも警戒心がなさすぎます。もしかすると、どこか他の場所で餌付けされていたのかもしれません・・・。


もちろん小さなスマホでもノートパソコンでも、従来のHDモニターでもそれなりに見ることができますが、可能な方は是非大きな画面(32インチ以上)の4Kモニター4Kテレビなどでご覧ください。



2025年5月30日金曜日

「ブッポウソウ」との出会い

 ブッポウソウに会いたくて、長野県の天龍村に行きました。

ここは、岡山県の吉備中央町と同じように。地域全体でブッポウソウの繁殖に努力している所です。行ってみて初めて知ったことは、吉備中央町とは正反対、一部を除いて巣箱の場所は公開していないということです。村のあちこちに巣箱が設置されているものの、以前地域住民と撮影者との間でトラブルがあったようで、村役場の屋上に設置してある巣箱以外は全て非公開になっています。

やはり、森の中に設置してある巣箱を探すのは時間がかかりますが、橋に設置してある巣箱は遠くからでも見つけやすく、天竜川にかかる数か所の大きな橋が狙い目になります。

5月19日から20日・・・。ブッポウソウは遠くから確認できたものの、まだ当地に飛来して間がなく、オスとメスがやっとペアリングできた段階で、巣箱の利用はこれからでした。
巣箱に入ったり出たりする時の飛翔写真や映像はネット上に溢れているので、ほとんどの人は目にしていると思いますが、そのようなわけで、今回の旅では巣箱の近くからの撮影はできませんでした。もちろん、繁殖の妨げにならないよう巣箱からはある程度の距離は必要ですが、まだ巣箱を利用していない段階では、わたしの800㎜の望遠でも遠すぎて撮影が困難な距離(100m以上)に止まっているか、飛んでいる状態なので、大変苦労しました。

次回はより詳しく調べて、もっと近くから撮影できる時期に訪れたいと思います。
とにかく天竜川の雄大さとその風景には感動しました。それを見たくて再度訪ねてみたい場所であることは間違いありませんが、かなり山奥で、道も狭く急カーブの連続、不便な場所にある村なので、十分覚悟して行きたいと思います。


ブッポウソウに会いたくて、天龍村を訪ねてきました

ブッポウソウ(YouTube)


2025年5月28日水曜日

念願の「ヤイロチョウ」との出会い

 各地を歩き回っていると、珍しい野鳥との出会いが待っていますが、特にこの野鳥との出会いは感動的でした。ほんの数秒の間だけ目の前に現れてはすぐに去って行ってしまいましたが、久しぶりに手が震えました。

待つこと10日間、その間に出会ったのはこの一回だけ、他の9日間はただひたすらマダニの恐怖を感じながらも山の中を行ったり来たり、突然の出会いを信じながらも、期待を裏切られ続けた毎日でした。

ヤイロチョウ


憧れのヤイロチョウが目の前に現れました


ヤイロチョウとのたった一度だけの出会いです

晴れた日でも薄暗い森の中、ISO感度の上昇でノイジーな画像となってしまいました。

現地に到着したのが5月17日、数日間は全く鳴き声も聞こえず・・・、この森で最初に鳴き声を聞いたのが5月21日でしたが目の前には現れず、22日も鳴き声を確認するも現れず、23日にほんのわずかな時間でしたが、やっと目の前に現れてくれました。その後も待ち続けましたが、日に数回の遠くからの鳴き声のみ、最終日5月26日まで全く姿を現してくれませんでした。 
滞在した10日間に、ヤイロチョウ目当てにこの地にやってきたカメラマンは延べ数百人、その中でこの野鳥が撮れたのはたった三人だけ・・・、地元のカメラマンのアドバイスを受けながらもその中の一人になれたのは超ラッキーでした。

ある程度は覚悟していましたが、かなり手強い相手です。