2021年5月13日木曜日

5月13日 突然目の前に「サンコウチョウ」が・・・

今日は 若干薄曇りの一日、野鳥撮影にはもってこいの天気です。

車を走らせ隣町まで移動、一か所目は空振りで何もいません。二か所目にはキビタキが盛んに鳴いていたものの姿が確認できず、三か所目でやっとサンコウチョウの鳴き声が聞こえました。昨年は姿を確認するもなかなか写真に収めることができなかったところです。

ところが遠くで鳴き声はするもののなかなか近寄ってくれません。少し近づいたかなと思ったら反対側に移動・・・、また近づいてきたかと思ったら、今度は元居た場所へ・・・、どうも私のいる場所の周辺を行ったり来たりしているような感じです。時々ちらっと姿が確認できるものの撮影できる状態ではありません。こちらも身動きできずそろそろ一時間も過ぎようとしたとき、突然頭上1mの枝にサンコウチョウが飛んできました。びっくりしながらカメラを向けるも近すぎてピントが合わない・・・、すぐに隣の木に飛び移ってくれたので何とかピントが合ってくれたもの近すぎてフォーカスポイントがセンターだと尾っぽまで入りきらない。こんな事もあろうかと、サンコウチョウを撮影するときはフォーカスポイントロックレバーを解除していたので急いでフォーカスポイントを移動、何とか画面いっぱいにサンコウチョウを入れることができました。

これが撮影した時のトリミングしないそのままの写真、いわゆる撮って出し(ノートリ)の写真です。

サンコウチョウのオスが突然目の前の枝に止まりました。

先に構図を決めてから撮る風景写真等と違って、撮った後から構図を作る野鳥写真の場合、ノートリは未完成作品、次はバランスを考えて若干トリミングした写真です。
目の前に止まったサンコウチョウのオスです。

そして、思い切って縦構図にした写真です。
目の前に止まったサンコウチョウ、縦構図にしてみました。

野鳥写真としては、縦構図が一番よさそうな感じですね・・・。
とにかく姿全体を画面に入れられたのが奇跡的な感じです。上下には全く余裕がありません。

落ち着いて考えてみると、どうも私はサンコウチョウのテリトリーに入ってしまったようです。おそらく近くに営巣していたのではないでしょうか・・・。オスがこのような行動をするのは、ほぼ間違いなくそうだと思います。私としたことが・・・、急いでその場を離れました。時期的に巣作りの真っ最中だったと思います。しばらくはこの場所に入ることは避けたいと思います。巣が完成するまで約一週間、卵を産んで抱卵に2週間、雛が孵って巣立ちまで2週間・・・、昨年は地元で巣作りから抱卵、そして誕生まで遠くから見届けましたが、今年はこの地で、巣から50m以上の距離を保ち、刺激しないよう静かに見守りたいと思います。