2024年4月30日火曜日

奄美大島への旅 その4「オーストンオオアカゲラ」

 オーストンオオアカゲラ 昨年の奄美大島旅行の時も沢山出会うことができましたが、今回も多くの個体と出会うことができました。特に抱卵中のペアとの出会いは感動的でした。滞在中に雛が孵ったようで、抱卵中は数時間毎だった雄・雌の交代が頻繁な雛への餌やりに変わりました。滞在日数の関係で、雛の巣立ちまで確認できなかったのが残念でした。

奄美大島で出会ったオーストンオオアカゲラです

奄美大島で出会ったオーストンオオアカゲラです

奄美大島でオーストンオオアカゲラと出会えました

桑の実を食べに来たオーストンオオアカゲラです

奄美大島で出会ったオーストンオオアカゲラです

奄美大島で出会ったオーストンオオアカゲラです

オーストンオオアカゲラは、キツツキ科の鳥で、奄美大島のみに生息する固有亜種です。全長は約29cmで、キツツキの仲間では中型に分類されます。体の上面は黒く、羽には白い点々があり、オスは頭が赤くなっています。頭から尾までの体下面が褐色味が強く、胸はほぼ黒で翼の白色斑が小さいこと、翼と尾が長いことが特徴です。照葉樹林の中で生活し、古い木などをつついて穴をあけ、中にいる昆虫の幼虫などを食べています。繁殖期には、くちばしで連続的に木の幹をつついて音を出すドラミングという行動がよく見られます。オーストンオオアカゲラは、1971年に国の天然記念物、1993年に種の保存法の施行により国内希少野生動植物種に指定されています狭い島だけで生息しているため遺伝的な多様性が低い恐れがあり、開発による生息地の破壊などにより生息数が減少しています。(Google参照)