少しだけ太陽が顔を出したものの、ほぼ一日中曇り空で寒かった。
午前中、いつもの水場に行った。
マヒワが数羽集まっていたが、私の姿を見てすぐに飛び去ってしまった。
目の前で鳴いているも、警戒心が強いオスのルリビタキは出てくれない。
藪の中に身を潜めていたら、頭上から聞こえてきたイスカの鳴き声・・・
かなりの数のようだが、出ると逃げると思いジッと隠れていた。
バタッバタッバタッ、目の前の藪の中から羽音が聞こえるも動けない。
頭上からは相変わらずイスカの鳴き声が続いている。
しばらくして藪の中から数羽の鳥が出てきた・・・ベニマシコだった。
カメラを向けて撮ろうとした瞬間、長い間動かないでいた為か体がよろめいて藪の中に倒れてしまった。
その物音でイスカの鳴き声はピタッと聞こえなくなってしまった。
逃げて行ってしまったのだろう、山道に出て水場の前で次の野鳥を待つことにした。
しばらくすると背後から沢山の野鳥の羽ばたく音が聞こえてきた。
何か近づいてきた様子は分かったが動けば逃げられると思いその場で動かないでいた。
突然目の前に沢山のイスカの群れが飛び込んできた。
赤、黄色、オレンジ、白等々、二~三十羽のイスカが次から次と目の前の藪の中の水場に飛び込んでくる・・・
カメラを向けたが、枝に止まってもすぐ下に降りてしまうので写せない・・・
あまりにも多すぎてどれを撮っていいのか迷ってしまう・・・
水場に入ったイスカはこれまた次から次に目の前を飛び去ってしまう。
衝突しそうになって一瞬頭を下げてしまった。
ものの一分くらいの時間だったろうか、目の前で繰り広げられた想像外の情景に茫然と立ちすくんでしまった。
慌てるも、オス二羽だけはやっと撮ることが出来た
午後からは、急に寒くなり雲が濃くなってきたので、いつもの柿の木に移動した。
相変わらずヒヨドリやガビチョウ、ツグミ、シロハラなどが大騒ぎしていた。
私がお決まりの場所に待機するとそれらの大型の野鳥は警戒して遠巻きに鳴いていた。
代わりにメジロやエナガ、ウグイスと次から次にやってきた。
柿の実も大分少なくなってきたので写せる柿の実は限られたしまうが、エナガがホバリングしそうな柿の実はもう無さそうだ。
この止まっている枝が無ければホバリングしてくれそうだが・・・
ウグイスは相変わらず込み合った枝の中にしか出てくれない
途中出会った「
まんまるエナガ・・・」