やっと地元の角田市でも、オスのルリビタキと出会う事が出来ました。
お隣の山下町でクマ騒動があって以来、用心して山に入っていますが、同じ山の表と裏、やはり心配です。携帯スピーカーで軽快な音楽をガンガン鳴らしながらあたりを見回して、用心深く歩いています。幸いなことに野鳥は音楽ではあまり逃げません。人の動きや気配で逃げることはあっても、音には鈍感なようです。
急な山道なので、今日は軽いZ6Ⅲと400mmを持って歩きました。
茂みの間からの木漏れ日が幻想的な雰囲気を出してくれました。
************
「ルリビタキの見つけかた」
- 里山を歩いて、ヌルデの実、ハゼの実、カラスザンショウの実、ツタウルシの実などを探す。
- 実を見つけたら、その木から少し離れたところでルリビタキがやって来るのを首を長くして待つ。
- 運が良ければ1時間以内、半日(あるいは一日)待っても来なかったら諦める。
- 一概にルリビタキと言っても、それぞれに個性があって、すべてが同じわけでない。人間の姿をちらっと見ただけで藪から出てこない臆病な(用心深い、警戒心の強い)個体の場合は、撮影は無理なので諦める。人間が近くにいても平気で実を食べにやって来る個体の場合はラッキー、でも調子に乗って近づき過ぎるのは禁物。常識の範囲内で・・・
- ヒヨドリやシジュウカラ、メジロ、ジョウビタキ、コゲラ、アカゲラなどほかの野鳥も食べにやって来る実(木)ならなお結構。ただしヒヨドリは独占欲が強く、他の小さな野鳥たちを追い払うので、人間がそばにいたほうがヒヨドリは怖がって近づかず、小さな野鳥たちが安心して食べにくる。
地道にこんなことをしながら、探したルリビタキポイントが40数か所、ルリビタキはほとんど毎年同じ場所に同じ個体が入ります。寿命が4~6年なので、第1回冬羽のオスに出会えれば毎年色の変化が楽しめます。ただし、事故がなく無事に帰ってきてくれたらの話です。さらにジョウビタキなど、強い個体が入ったら追い出されてしまうこともあります。



