2025年12月19日金曜日

今季初の「ルリビタキ」

長らくのご無沙汰です。

ちょこちょこと旅行に出かけたりしていましたので、写真編集が滞ってしまい、投稿できないでいました。
スマホで撮って出しの投稿なら、その場でもできるので簡単ですが、野鳥の場合はそうはいきません。パソコンに取り込んで、まずピンの合っているのとそうでないのを選別し、その中から投稿できそうなものを何枚か選びます。連写で撮影しているので、同じようなものが何枚、何十枚とあり、その中から最も良いものを選び、さらに構図を考えながら余計な部分を切り取ってバランスの取れた写真に作ります。さらに露出やコントラストなどの微調整、さらにノイズ除去やカラーバランスの調整などなど、小さな野鳥を画面いっぱいに拡大し、時間をかけて納得のいく一枚に仕上げます。納得がいかない場合は、適当に妥協しちゃいます。

過去の写真は後々に・・・、とりあえずは今日の写真です。

今期最初のルリビタキは昨年生まれたばかりらしい若オス、二回目はメスの成鳥でしたが、三回目で、やっとオスの成鳥に出会えました。もう3年目くらいでしょうか、若干燻んだ部分がありますが、立派な成鳥です。
スマホで見ている方は、写真部分をクリックし、別サイトに移動してから指2本で拡大してご覧ください。ルリビタキの鮮明な画像が見られると思います。

今期初のルリビタキ、成鳥オスです。

今季初のルリビタキです。

ルリビタキが目の前に止まってくれました

全て、撮影地は 宮城県丸森町の山中です。
機材は Z8   Z800mm f6.3 YC Onionの一脚を使用しました。
高価で重くてでかい一脚ですが、何とか使いこなせるように頑張って使い続けてみます。



余談になりますが、「ルリビタキ(野鳥)の餌付け撮影」について、簡単にお話しします。

餌付けするということは、安易に、簡単に撮影したいという思いからなのでしょう、撮影しやすいよう、目の高さより低い位置に舞台を作ります。
止まり木の高さは地面から1m以内、格好のいい枝を探してきて利用している様ですが、自然のルリビタキは絶対止まらない様な不自然な枝も見受けられます。
朽ちた木の根っこや、苔の生えた岩、石なども格好の舞台になります。
市販されている生きたエサが主流になっているようです。

以上は、SNSに投稿されている沢山のルリビタキの写真をみて、さらに沢山の噂話、直接聞いた話などをもとに私が勝手に作り上げた物語です・・・が、満更間違ってはいないようです。

今回の私の写真は、見てわかるように自然な枝、自然な背景の写真になっています。
餌付けされたルリビタキの写真は、整然としていて、余計なものが入り込んでいません。

ルリビタキの写真を何千枚と撮ってきたからこそですが、私には餌付けされたルリビタキとそうでないルリビタキの写真は見た目ですぐにわかります。
普通の人にはわかりにくいかと思いますが、野鳥の目の輝き、鋭さが違います。
動物園の動物たちも同じですが、餌付けされている野鳥は目がおっとりしています。
食が満たされるとだんだんそうなるのでしょうね・・・(個人的な感想です)

餌付けしてまで野鳥を撮りたい人の気持ちは、全くわからないわけではありませんが、あくまでも趣味の世界、良心に恥じながら、隠れ忍んで(最近は開き直っているようですが)撮っても後ろめたい気持ちがあって楽しくないような気がしますが、いかがなものでしょう・・・

身近にはそのような人がいないのが幸いですが、関東や関西では目に余る光景が各地で見られるようです。全国を野鳥撮影で回っていると必ず聞こえてくるのが大阪城公園の・・・です。全国の野鳥仲間で知らない人がいないほど有名、皆さん呆れ返っている様ですが・・・