2020年7月8日水曜日

7月8日 ミラーレスカメラ・・・

昨日 ヨドバシカメラとカメラのキタムラに立ち寄りました。
どちらのお店も、今流行のミラーレスが前面に展示してあります。

ヨドバシでは、ニコンの一眼レフ、D500 とミラーレスのZ50が両方展示されていたので、レンズ(200mm)を入れ替えて試してみました。私が今使っている超望遠(500mm)が無かったのと、限られた室内での比較なのではっきりとは言えませんが、ファインダーの見え方に特に違和感は感じられませんでした。

カメラのキタムラには、同じ場所にソニー、キャノン、ニコンのAPS‐Cミラーレス三機種が展示されていたので、それぞれファインダーの見え方を比較することが出来ました。
ニコンは自然の色合いがそのまま映し出されており、被写体との違和感が全く感じられませんでしたが、キャノンは明るすぎ、ソニーに至っては色合い、明るさどちらも作られた感が強すぎてとても見るに耐えられる画像ではありませんでした。展示されている製品なので、それなりに調整してあると思いますが、これほどまでにメーカーごとの違いがはっきりしているとは思いもしませんでした。

もちろんカメラを選ぶには、ファインダーの見え方ですべてが決まるわけではなく、AF性能、連写速度、画素数などの要素も考慮する必要がありますが、私にとって最も重要視していたファインダーの見易さにメーカーごとの違いがあったことは、新たな発見です。

野鳥撮りの場合は、風景や人物を被写体とする写真と違って、瞬間の対応が殊更必要になります。野鳥は、ほとんどの場合、前触れもなく急に目の前に出てきますので、その時にいかに素早くその野鳥にピンを合わせられるか、いかに的確に露出補正を適合させることが出来るかがとても大事です。
一眼レフの場合は、光学ファインダーで直接野鳥を捉えるので、見つけやすいと言う長所がある代わりに、露出補正が合っていなくても気付かずにシャッターを押してしまい、後で暗過ぎたとか明るすぎたとかの失敗になってしまう欠点があります。
その為に、常に太陽がどちらから当たっているか、周りや背景はどうなっているかを考え、今だったらあの辺に止まったら露出補正はこのくらいだろうと予想を立ててそれに応じた設定に頻繁に変えておく必要があります。野鳥が予想に反した場所に出てきても、ファインダーを覗きながら(ファインダーから目を離さずに)瞬時にダイアルを回して露出補正が出来るように慣れなければなりません。
この煩わしさが野鳥撮りの難しさでもありますが、逆にこの難しさが私にとっては野鳥撮りに引き込まれる原因の一つかもしれません。

ミラーレスの場合は、いったん映像素子に映った画像をファインダーで見るために、露出補正がファインダーを覗きながら的確に行えます。暗いようなら補正をプラスに、明るすぎるようならマイナスにすれば良いので、露出補正の失敗は無くなります。この点が長所でもありますが、逆に覗いた時に暗過ぎて、あるいは明るすぎて野鳥が見えない、捉えられない、補正の操作が遅く、見えるようになった時には野鳥がいなくなってしまったという失敗につながる場合があります。これも常日頃、その場で野鳥が出てきたらこの条件ならプラスだとかマイナスだとかを考え、設定を頻繁に変えていれば防げることですが、現実にはなかなか難しいかもしれません。

一眼レフの場合は何といってもカメラが重い、シャッター音が煩いと言う大きな欠点があります。シャッター音が高すぎて野鳥を驚かせてしまう時が結構あります。
ミラーレスの場合はシャッター音が小さく、またコンパクトに作られているのでとても軽いのですが、逆に小さすぎてダイアルが回しずらい、ダイアルが兼用されている場合が多いので迷いやすい、手で持った時のホールド感がイマイチ、第二のウインドウが無い機種が多いので使いずらい、電池の減りが極端に早いなどの欠点があります。

一眼レフとミラーレス、どちらにも長所と短所がありますので、その方式の違いをよく理解し、それに応じた使い方が必要です。

野鳥撮りと言っても、そのスタイルは人それぞれ違います。
三脚を立てて野鳥が来るのを椅子に座ってじっと待って撮る人、野山を歩きながら手持ちで野鳥を撮る人、ネットに流れる情報を頼りに全国を飛び回って撮っている人、餌付けして野鳥を呼び寄せて撮影する人・・・
それぞれですが、自然の野山を歩き回るのが大好きな私は、今までもそうですが、これからも野鳥との出会いを大切に、野山を歩き回りながら手持ち撮影にこだわって撮影を楽しんでいきたいと思っています。

昨日新しいカメラが届きましたが、雨が・・・