徳仙丈山からそのまま北上、宮古を経由して岩手山の中腹までやってきました。以前にも何度か来たことのある森を散策中、何やら聞き覚えのある鳴き声・・・。忘れもしませんその独特の鳴き声に、まさか・・・そう、
まさしくコルリの鳴き声です。
目の前で一羽、その奥で一羽、また遠くの別の方角で一羽・・・数羽のコルリの鳴き声です。案の定、鳴き声はしますが姿は見えません。そんなこんなで3時間ほど過ぎたころ、後ろの方から連れ合いが私を呼ぶ声・・・、行ってみると高い古木のてっぺんでコルリが大きな声でさえずっているではありませんか・・・。今シーズンはもう出会うことはないだろうと思っていたコルリにまた出会えるなんて・・・、思わずシャッターを押し続けました。 あいにくの曇り空、そして逆光気味と撮影条件が良くなかったので思い通りの写真は撮れませんでしたが、今シーズン二度目のコルリです。
最新の高機能な編集ソフトを使い何とか調整してみましたが、元画像そのものが非常に悪かったので思うような色合い、画質にはできませんでした。
Adobeの「AIノイズ除去」を利用しても今のところこの辺までが限界ですが、最近のAI生成技術の急激なそして著しい進歩を見ていると、すぐ近い将来、このような画像であっても専門技術を必要とせず簡単に素晴らしいきれいな画像に修正してくれるようになるのでしょうね・・・。それどころか、静止画はもちろんのこと、動画の世界もネット上のあらゆる表現物がAIで作られたものだけになってしまうような・・・。高額なカメラもレンズも必要でなくなる世界、野山を歩き回らなくても希望通りの野鳥写真ができてしまう世界、文章を打ち込むだけで思い通りの野鳥ビデオが生成されてしまう世界が遠からず来る可能性があるということが本当に幸せなことなのかどうか・・・私は不安ですが、まだ実感として感じていない人が大半の今、老人の余計な気遣いであってほしいと思います。