2023年8月14日月曜日

スーパー解像度 (Adobe)

 Adobeのスーパー解像度を試してみました

最近のAI技術の進歩は目覚ましく目を見張るものがありますが、取り合えず私の使える範囲内で古い写真を再編集してみました。今後この方面の技術は日毎に進歩するものと思いますので、機会があるごとに対応していきたいと思っています。現在私が使用しているAdobe Lightroom Classicノイズ除去(自動)は残念ながらスーパー解像度と同時使用ができませので、今回はスーパー解像度のみとし、それに伴う若干の補正やノイズ除去(手動)の手直しだけにとどめてあります。将来的にはスーパー解像度とノイズ除去(自動)の同時使用が可能になるのではないでしょうか・・・楽しみです。

過去の写真を「スーパー解像度」を使って縦横2倍にした画像です。

過去の写真にスーパー解像度を試してみました
(元々の画像ではなく、すでに大きくトリミングした画像を処理しています)

過去(2015年10月9日)に撮影し、当時のGoogle+に投降した画像です。


これだけだと横構図、縦構図の違いだけで、実際の違いは分かりにくいと思いますので、それぞれ同じ部分を拡大してみました。



説明するまでもなく、上が「スーパー解像度」を使用した画像です。明るさやコントラストも再調整したので、より鮮明に見えるようになったかと思います。当時使用していたカメラはニコンのD7200、DXサイズで画素数が2416万画素でしたので、スーパー解像度で縦横2倍、画素数で4倍の9664万画素になった計算です。ただしこれはあくまでも計算上の数字であり、実際に高画素機を使用した画像と比べてみないとその違いは分かりません。最近はカメラにも似たような機能が内蔵されてきましたが、三脚が必要、動き物はダメ、連写ができない、JPEGしか出せないなどの制約があり風景写真ならまだしも野鳥撮影にはほとんど使えません。

フルサイズなら6000万を超える高画素機もすでに登場していますが、このような編集ソフトの性能が向上してくると、これからの野鳥撮影では画素面積が小さいカメラでも、さらに画素数の少ないカメラでも使える範囲が増えそうな気がします。

それにしても低画素機の画像がワンクリックでこれほど鮮明になるとは・・・、AI技術がどこまで進歩するのか、私が知ることができないであろう将来が不安(?)です。

最近の画像編集作業では「ノイズ除去」を多用していましたが、場合によっては「スーパー解像度」を使った方がいいかもしれませんね。

今年の夏は異常な暑さですね。私の場合、あくまでも趣味としての野鳥撮影なので無理は禁物、エアコンの効いた部屋にこもり一日中パソコンに向かって遊んでいます。涼しくなったら活動再開です。